フランクの展覧会をやっているそばで、椎名さんが「いいこと思いついたよ。」
とやってくる。
いま、椎名さんのプランの中で、倉吉でとれる粘土を探しています。
メンバーに聞けば、『あそこで昔とれてたらしいよ』『あの人に聞くといいよ』といろんな粘土情報があがってくるので、その情報を便りに粘土を探しにいく。
今日は、博物館の学芸員 伊藤さんにもご協力いただき、上神焼きという倉吉の焼き物を作られている陶芸家さんのところへいく。みなさん、椎名さんの作品プランを聞いて、快く協力してくれる。
NPOがもってる畑でも粘土がとれるらしく、地図を便りに出発。大山池でもとれるらしい。粘土っていろんなところで取れるみたい。 そういえば、こどものときに粘土やでーって、土ほって何かをこねてた記憶があるけど、ここずっと土さわってなかったので久しぶりの感覚が蘇る。
粘土といっても、地層や場所によって粘土の用途が変わるらしく。かつ、掘り出した粘土を生成してからじゃないといわゆる焼き物にならないらしい。倉吉の土は昔は土ほって瓦や土管にしたりしていたけど、焼くとゆがみやすい地質なために器などにはあまり向いていないらしい。今では、他の土と混ぜたり、ユウヤクに使われている。
鳥取は自然が豊かなのもあって、山近くに住んで「土ほって器つくって焼く」というシンプルな行為をする職人さんがいる理由もわからなくはない。
椎名さんの探してる土もいくつか集まってきた、どれも倉吉のエリア内のもので色も触り心地も、ひとつひとつ違う。
活動準備室ぼうしで、椎名さん、夕飯中。
活動準備室も、展覧会中に、こどもたちが来たり、まちの人とお話したり、ぼうし自体の建物の話をしたりして、場として出来上がってきた。