2012/09/15

作品をつくらないと!(9/13)

椎名さんがいまやってる作業は、以前からいろんな口コミを便りに倉吉市内で探してきたねんどを生成して、作品用の型にはめて、取り出して乾燥させる。
『サポーターが必要です』 と言われていったみたけれど、ねんどは掘り出して来た野生の粘土だから、独特の性格もあるため、素人があーすればこーなるわけでもなく、実際はわいわいと作業できないので、椎名さんが土の様子をうかがいながらの作業になる。

彫刻って孤独な作業だなあと思いながら、見ていると、 工程は至ってシンプルなのでびっくりしました。誰にでも出来そう、だけど、絶妙なテクニックが必要そう。彫刻って完成したものしか見た事なかったので、どんな工程で作品ができるのかを知る事ができておもしろいのでご紹介。
 
型の中に土を入れる
(この型は梨のパックをモデルにしてる)

土手をつくる

ギザギザに切れ目をいれる
(これは小学生に何度も伝えた彫刻の基本の基本)




水気の多い土をつけてノリがわり


型どうしを合体する
(この瞬間を見損ねてしまった)

針金で頑丈にしばって、おもりをのせて完成

丸一日置いて土が固めて取り出す

この作業をこれから何度も繰り返して、この丸い球体をたくさん生産していきます。これが何になるのかはお楽しみに。椎名さん一人でつくるのもいいけど、見学できるいい機会だし、あわよくば何かお手伝いできるかもしれないので、差し入れ片手にスタジオを覗いてみてくださいね。