2012/08/03

フランクの一日(8/3)

10:00am
今回、フランクといっしょに来ている息子レオも展覧会をすることになり、通訳さんといっしょにミーティングをする。レオは黒いペンで安定したきれいなラインを描き、イラストを描くんだけど、そのイラストが風刺画(政治に関することだったり)で17歳にしていろいろ知ってる(ようにみえる)。
打ち合わせを行って、当日までの準備を確認した。
おそらく、15枚ほどの絵と、生活のドキュメントと、展示期間中にはライブドローイングをする予定。

11:30am
フランクのプランの中で、行政(倉吉市)の協力や許可が必要なものがあるので、どういうルートで許可を得ればいいか、メンバーに訪ねたけれど、なかなかストレートには行かず。いっそのこと直接市長に会いにいっちゃえ。ということで、市長に時間を割いていただく。
フランクは、とても慎重に自分の活動を話し、市長は『展覧会がたのしみです。』と感想を述べた。

12:15am
今度は公園の管理局へ訪ねて、具体的な交渉をした。以前、私と川部さんで訪ねたときは事業内容も企画も話したけれど、『そのアーティストはどんな塗装の仕方をするのか、ぐちゃぐちゃに塗るのではないか?』と不安がっていた。もちろん、写真と小さい文字のプロフィールでしか情報がないアーティストは、管理局の人にとっては正体も理解も難しいのだろう、と理解しつつも、今日のアポイントをお願いした。
フランクは、今までの自分の公園の塗装写真を見せて、ひとつひとつ丁寧に説明した。フランクは、私たちスタッフに対しても、まちの人に対しても、行政に対しても、ひとつひとつ丁寧に目をみて話し、決して何かのせいにしたり、ごまかしたりしない。たまに、ジョークを言って、ふふふと、口を抑えて一人で笑っていたりする。
で、管理局の人に再度フランクといっしょに話をしたら、即答でOKだった。アートプロジェクトということで、単純に塗装代がかからずに、新しく塗装してもらえるという利点(捉え方)にフィットしたのもあるけど、何よりもフランクのたくさんある作品記録写真を2.3枚みただけで、OKが出たことにびっくりした。誰にでもわかる言葉でもなく、コネクションでもなく、とてもシンプルでダイレクトな写真だけのプレゼンテーションだったから。

その日の夜は、サポーターズミーティングを行った。フランクの現在進行中のアイデアプランを話して、それに必要なサポーター内容を話をした、みんなもちろん全部がわかったわけじゃないけど、『とにかくやってみよう』と積極的にスケジュールを組んでくれた。
フランクは、ミーティング中のぞきこんではニヤニヤしてた。